Core i5-2500Kで組んだWindows 10パソコンがあるのですが、Core i5-2500KがWindows 11のシステム要件を満たさないことが判りました。2011年のCPUです。自作当初のOSはWindows XPでした。そこからWindows 8.1→Windows 10と、SSDへの換装やメモリの増設を経て長い間頑張ってくれました。
【旧PC(Windows 10)のパーツ構成】
- マザーボード:ASUS P8H67-M Pro
- CPU:Intel Core i5-2500K
- メモリー:DDR3-1600(8GB×2)とDDR3-1333(2GB×2) 計20GB(ADATA AX3U1600W8G9-DBとUMAX Cetus DCDDR3-4GB-1333)
- SSD:Crucial MX500 250GB(CT250MX500SSD1)
- 電源:SCYTHE(サイズ) CoRE PoWER4プラグイン 400W(CORE4-400-P)
【新PC(Windows 11)のパーツ構成→価格(購入日は2025年2月10日、パソコン工房)】
- マザーボード:MSI PRO H610M-S DDR4→6980円
- CPU:Intel Celeron G6900→9890円
- メモリータイプと容量:DDR4-3200 計16GB(CFD W4U3200CS-8G)→3780円
- M.2 SSD:500GB(CSSD-M2B5GPG3NF2)→5080円
ケースや電源、ケースファン、DVDドライブ、無線LANアダプタ、OSライセンスは流用。

↑組み込んだ図。マザーボードのサイズがMicro ATX規格となっているが小さい?。
久しぶりのPC自作で驚いたことはメモリが流用できないことです。DDR4メモリとDDR3メモリは互換性がないんですね。てっきりメモリを流用できると思っていましたので誤算でした。M.2 SSDを購入したこともあって、パーツ代の合計が25730円でした。それなら中古PCを買うという選択肢もあるかと思います。
さて、選定した理由とレビューです。
- CPU:Windows 11の要件を満たしていれば、CPUのパワーはそこまで求めていないです。軽いゲームをするくらいなので、Celeronシリーズで十分と判断しました。Celeron G6900は値段が上がっているようですが、それでも1万円くらいで買えたので良しとします。
- マザーボード:MSIのPRO H610M-S DDR4はパソコン工房モデルで、安価かつ入手性も良さそうだったので購入を決めました。映像出力端子がHDMIに絞られています。メモリスロットは2つ、またSATAポートも2つと非常にシンプルなマザーボードです。いわゆる拡張性はないです。今回はM.2 SSDをOS用にして、SATAポートの一つをDVDドライブに繋いでいます。DVDドライブはWindows 10のインストールに必須なので残しました。買って組んでみた後に振り返ると、Ryzen 3 4300G BOX×A520チップセット搭載マザーボードでも良かったのではと考えています。
- メモリとM.2 SSD:コストパフォーマンス。今のところ問題なく動作しています。
使っていないWindows 10のインストールCDを持っていたので、クリーンインストールしました。今はマザーボードにドライバCDが同梱されておらず、ネットからダウンロードしてくる形なんですね。各種ドライバをインストールしていない状態で何事もないように普通に動くWindows 10がすごいなとちょっと感動しました。
その後、Windows Update→Windows 11 インストール アシスタントを用いて無事にWindows 11機として動作しました。Windows 11のインストールに結構時間(2時間くらい?)がかかりました。インターネット回線環境の良し悪しもあると思うので、Celeron G6900のパワー不足だけが原因ではないと思います。Windows 10のインストールのときは遅いと感じなかったです。
さて、全体の感想です。Windows 11のシステム要件が2コア以上なので、Celeron G6900はぎりぎりとも言えますが、Windows 11自体の起動や動作が重たいとは感じませんでした。このPCでは重たいゲームや動画編集はしないと割り切って使う分には良いのではないでしょうか。このスペックでは何もかもをやりたいという要望には応えられないと思いますので万人受けしないことは確かです。
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