インターネットの回線速度(ダウンロード)が夜(21時台〜23時台)になるとやけに遅いなと感じるようになりました。なんだか引っかかりを感じるというか、ワンテンポ遅いというか、違和感というか、低速というか。Google検索の「internet speed test」では下図のような結果です(2025年2月4日22時9分)。

我が家の環境は下記です。
光回線:フレッツ光(NTT東日本) 1Gbps、フレッツ・v6オプション、ひかり電話
インターネットサービスプロバイダ:@nifty with ドコモ光、@nifty v6サービス
ホームゲートウェイ:PR-400KI
これに無線LANルータとしてGoogle Nest Wi-Fiを使っていました。
Google Nest Wi-Fiに、PPPoEの設定をして運用していましたが、PPPoE接続方式は混雑して遅いとの記事を見かけました。
そこで調べてみると、IPoEという接続方式ならあまり混雑せずに使用できるとありました。フレッツ・v6オプションと@nifty v6サービスを契約しているのだからIPoE方式は採用できるはずとの結論に至りました。IPoE方式だから確実に速くなるということではないとの記事や注意書きもありました。
さらに調べるとGoogle Nest Wi-FiはIPoEには対応していないらしいとの情報を得ました。IPoEに対応したルータを介する方法もあるようですが、ここは思い切って新しい無線LANルータであるTP-LinkのArcher BE7200を購入してきました。ヨドバシカメラ町田で20710円(2025年2月6日時点)でした。
ここから問題が出てきました。Archer BE7200の説明書通りに進めましたが、インターネット接続タイプが「動的IP」となります。FAQでは自動検出をご利用くださいとなっているので、自動検出の結果として「動的IP」で良いものだと思いました。インターネットに接続することはできましたが、ニフティの会員用サイトで調べる限り、IPoEの通信サービス名は「OCNバーチャルコネクト」となっています。
@Niftyの方は
https://csoption.nifty.com/ipv6service/
→右上の【利用状況照会】をクリック、一番下の接続事業者欄に記載あり。
試しにインターネット接続タイプを「OCNバーチャルコネクト」にして、インターネットに接続できるか試してみましたが、繋がりませんでした。該当するLEDランプもオレンジ色に点灯し、異常を示していました。
「動的IP」でもインターネットに接続できているのだから、当初はこれで大丈夫だろうと判断しました。改めて夜(21時台〜23時台)に確認したところ、あまり改善は見られませんでした。Google検索の「internet speed test」で4〜10Mbps程度でした。
契約している光回線は1Gbpsです。いくら共用回線でベストエフォート式としてもあんまりにも遅い、、、低速です。これは回線のせいではなく、宅内の機器と設定によるものだと判断しました。
先ずArcher BE7200のファームウェアを最新のものにアップデートしました。インターネットに繋がることは繋がるので、今のうちにというやつです。
そしてPR-400KIの初期化を行いました。PPPoE接続方式の設定が残っている可能性があると思ったからです。
次に、@NiftyとTP-Linkの下記のような記事を探し出しました。
https://faq.support.nifty.com/5231
→要約すると、(無線LAN)ルータはブリッジモード(アクセスポイントモード)に設定してください。
https://www.tp-link.com/jp/support/faq/10
→要約すると、ホームゲートウェイの機器によって、無線LANルータをブリッジモードに切り替えてください。
TP-LinkのFAQの例に出ているのはPR-500KIですが、PR-400KIも背面にLANポートが4つあるため、Archer BE7200をブリッジモードに切り替える必要があると判断しました。
つまるところPR-400KIがルータ機能を担い、Archer BE7200がアクセスポイント機能を担います。さっそくTP-Linkのスマホアプリである「Tether」を用いて、Archer BE7200をブリッジモードに切り替えました。
2025年2月7日の21時半過ぎ時点で速度が改善したと言いたいところですが、Google検索の「internet speed test」では10Mbpsを下回ることもありました。あまり改善していないようにも思えますが、引っかかりのような違和感は感じなくなりました。Google検索の際の検索候補の表示スピードが速くなった気がします。
なお、http://www.speed-visualizer.jp/ では下図のような結果となりました。
40Mbps出ていれば、十分なのではないでしょうか。

【レビュー(Amazonでは商品名Archer 450)】
最後にArcher BE7200のレビューをします。なお、中継機として同じTP-LinkのRE305を追加してあります。
Archer BE7200はWi-Fi7対応の無線LANルータですが、一番新しいであろう子機(Windowsパソコン)側の無線モジュールがIntel AX201ですので、子機側の対応規格が802.11ax(Wi-Fi6)となります。またPixel 7も日本仕様ではWi-Fi6までのようです。
参考までにPixel 7のリンク速度は下図のようになりました。

Tetherアプリが使いやすいですね。直感的に操作できます。そして、EasyMeshというメッシュネットワークの構築機能もあり、電波状況によって接続する親機⇔中継機を柔軟に変更するようです。我が家の環境では、RE305はイーサネットコンバータとして機能しています。中継機としては不要な気もしますが、そのままにしました。
設定が説明書通りにいかなかった点はマイナスだと思います。スマートフォンを用いて一生懸命検索するほかなかったです。TP-LinkのWebサイトのFAQを見れば簡潔な設定で済んだという結論ではありました。アクセスポイントモードにするだけですから、Tetherアプリの「詳細」→「動作モード」からワンタップで設定できました。
総評としては価格と性能のバランスが良いと思います。上位機種であるBE700と比べ、6Ghz帯を持っておらず、またデュアルバンドであることも価格を抑えられる理由だと思います。
https://setsuzoku.nifty.com/docomo
@nifty with ドコモ光の新規申し込みなら、このArcher BE7200は税込6960円で良いようです。もし新規申し込みなら、せっかくですので税込24,960円のArcher BE805を選択したほうが良いと思いました。なぜなら例えば中継機を追加しよう思ったときに、RE655BEあたりが選択肢に入ってくると思いますが、BE7200が6GHz帯に対応していないからです。BE7200はWi-Fi7対応機器としてはエントリーレベルという位置付けの製品だと思います。
なお、朝の9時(2025年2月8日)には、Google検索「internet speed test」で下図のようなインターネット速度が出ています。子機はPixel 7です。

【2025年2月9日追記】
https://www.tp-link.com/jp/support/faq/3529
EasyMeshはルータモードでのみ機能するとのことですので、オフにしました。なぜかオンに出来て、RE305をサテライト機器として追加できたのですが。RE305はイーサネットコンバータとしてのみ動作するよう拡張Wi-Fi機能をオフにしました。
やはり夜21時台〜23時台だけ遅くなるようです。ホームゲートウェイの有線LANポートに繋いだらどうなるのかなど、もう少し調査してみます。
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