DACであるiFi AudioのZEN One Signatureを2022年に買ったまま、あまり活用せずに放置していました。最近本格的に使い出したのでレビューをしたいと思います。2022年11月当時ヨドバシカメラで59400円でした。
ZEN One SignatureはDACと分類されるオーディオ機器で、ボリューム調整機能がありません。アンプなどにライン出力(RCA)し、アンプ側でボリューム調整をすることになります。アンプはPIONEERのIMPRESSO(AーJ7)です。
入力はBluetooth、光(S/PDIF)、USBの三つに対応しています。三つあるというのが便利で、現在下記のように運用しています。
- Bluetooth←Pixel 7(LDAC:ベストエフォート)
- S/PDIF←Sound Blaster Digital Music Premium HD r2←(USB)←Windowsパソコン
- USB←iPad 5th
以前紹介したAudioQuest DragonFlyやFiiO K7もそうですが、このZEN One Signatureは入力フォーマットによってLEDの色が変わります。例えばMoraで購入したDua Lipa−Levitatingは44.1kHz/24bitなのですが、右側(kHz)のLEDの色が下図のように黄色になります。

このZEN One Signatureの出力端子はRCAの他に、4.4mmバランス出力があります。ただし、
この出力は最大ボリュームとなり、ご使用のヘッドホンと、お客様の聴
力にダメージを与える可能性があるため、4.4 mmヘッドホンを接続しないで
ください。
とあり、ヘッドフォンを使用することはできません。同じZENシリーズのヘッドフォンアンプ等との接続が想定されているようです。
しばらく使った感想は、やっぱり音量調節機能は欲しいなというところでしょうか。いやいやそれはアンプ側が備える機能なのだから不要なんだというご意見もあるとは思います。しかし、この機器は小さな筐体だけに机上に置けます。その利点を活かしたいと思うわけです。私の環境ではアンプは机上には置けないので、一回一回アンプまで手を伸ばして調節しています。アンプ側の音量を固定して、机上のDAC側で音量を調節したいと思うのは私だけでしょうか。
また、入力フォーマットによってLEDの色が変わりますが、これを点灯オフにできる機能があるのは良いと思います。色が変わるって楽しいですが、聴くための機器なので環境によってはオフにしたいときもあると思います。
入力ソースをBluetooth→S/PDIF→USBと切り替えるることができますが、今どの入力ソースなのかLED点灯が小さくてちょっと確認しづらいです。
なお、2025年2月現在ですでに販売がされていないようです。後継機種は私の理解では見当たりませんでした。
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